自殺と言うと何かと物騒で陰鬱な感じがしないでもない。一方で『The Book of Bunny Suicides』は自殺を笑いに変えていたりする。『The Book of Bunny Suicides』が文学と言えるかと言えば中身は限りなく漫画に近い絵本だから恐らく文学とは言えない。それでも日本では自殺をネガティブに捉える本がとても多くて、例えば『The Book of Bunny Suicides』のようなイラストを中学生が書いたりする。その中学生が自殺でもしようものなら日本のメディアはこぞって心の闇が云々とシリアスな音楽と共にイラストが全国に流されてしまう。私はそう言うことにいい加減飽きていて、どうせならもっと開けっ広げに、人間が自由に決めた行動の一端のように認めた方が良いと思っている。その点で法律に“自殺罪”が無いのはとても良いことだと私は思う。つまり私は自殺肯定派の立場なのだが、手元に丁度2冊ほど自殺がかかわる本があったので、それらを参考にして今回のレポートの条件に合わせたい。